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不妊治療回顧㉘ 培養

【長編】不妊治療体験談

義妹の子供を見て、余計に子供が欲しくなりました。

妊娠の知らせを聞いた時はあんなにショックだったのに、いつの間にか負から正へ、陰から陽へと気持ちがシフトしていました。 

 

悔しいから羨ましいへ

 

羨ましいは憧れへ

 

憧れは尊敬へ

  

 

義妹さんの赤ちゃん、可愛かったな・・・。

行って良かった、義妹さん本当にすごいよ。

この先、自分が子供を持てたらいったいどういう感情になってしまうんだろうと思いを馳せます。

 

 

 

 

翌日、培養状況の連絡が電話でありました。

旦那はたまたま横にいたので、スピーカーフォンで一緒に聞くことにしました。

 

 

培養士の方(?)『16個のうち、12個受精しました。そして胚盤胞まで成長したのは9個。Cグレードが3個、Bが4個、Aが2つという結果です。』

 

 

 

 

そんなことある??

 

 

 

 

聞いていた話と全然違っていて、嬉しさより先に驚きが来ました。

そして話を聞きながらまず思ったのは『9回も体外受精するお金は無いなぁ・・・』という事でした。が、直ぐに『Bグレード以上だったらもう一度採卵せずとも費用の限界までチャンスがある!』と思い直しました。これは僥倖・・・。

 

胚盤胞は無事凍結もされたみたいで、これにて体外受精の第二関門は突破です。

 

移植は一旦子宮の準備をしてからということらしく、約1か月半後を想定しておいてくださいとのこと。着床しやすいようにできるだけホルモンバランスを整えたりして子宮をフカフカのオフトゥンにする必要があるようで、この後数回はクリニックに通う必要があるとのことでした。

 

でも、その後のクリニック通いはあまり苦になりませんでした。

やはり上手く行ってる時というのは待ち時間も全然短く感じましたし、もう幾度となく通ってきたこのクリニックの過ごし方も心得てます。ただ、待合室ではなく車で待たせてもらうことが出来るというのはもっと早く言って欲しかったなぁ・・・。

 

 

熊先生『いい感じですね。うーん、二日後か三日後か・・・では、二日後に移植をしましょう』

 

 

 

 

ちょっ・・・。

 

  

 

唐突に移植日が決まりました。熊先生は今ので妊娠の窓を見切ったということでしょうか。

私はまさか明後日とか言われるとは思っておらず、全然心の準備も出来ていなかったので急にドキドキしてきました。

 

 

 

 

ここまで長かったけど、

ようやく明後日が一つの節目

 

 

 

 

1回でうまくいけばベストだけど、

ダメでもまだチャンスはある

 

 

 

そう心に保険を掛けながら移植までの二日間を過ごし、

 

 

いよいよ運命の日に臨むのでした

 

 

 

◆続き

不妊治療回顧㉙ 胚盤胞移植

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