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不妊治療回顧⑨ それは突然やってきた

【長編】不妊治療体験談

不妊治療を休止し、とても気が楽になりました。

仕事も辞めているので、私のストレスの掛かる状況はもはや皆無・ナッシング。

前回の記事でも書いた、旦那の実家からのプレッシャーは心の奥底で若干あったりはしますし、妊娠したいと思う気持ちは勿論あったものの、日々の生活を送っている中であまり気にすることも無くなっていました。いや意識しないようにしていた、というのが正確かもしれません。

 

そんなゆるりとした生活を過ごしていた、とある日・・・

 

 

 

 

 

時刻は夜中の2時過ぎーーー

 

 

 

なんかすごく体が熱い・・・

 

 

 

ここ数日感じていた、なんとなくぼーっとするような感覚・・・

 

 

 

生理は1週間ほど遅れていましたが、これくらいはよくあること

ただいつもと何か違う・・・

  

 

 

 

身体がフワフワしてる・・・

 

 

 

 

 

旦那はすでに寝ていましたが、私はソーっと起きて妊娠検査キットを使用しました

 

 

 

 

 

と・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

(あれ・・・?)

  

 

 

 

 

 

  

(・・・)

 

 

 

 

 

  

(なんかうっすらと・・・)

 

 

 

 

  

 

 

 

(色々角度を変えてみてみる)

 

 

 

 

 

 

 

 

やはりうっすらとピンク色の線が見えるような、気のせいのような・・

 

 

 

 

 

 

 

 

(数分経過)

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとずつ濃くなってきたような、気のせいのような・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(更に10分くらい経過)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

薄いピンク色の線は、

もう陽線にしか見えません

 

 

 

 

 

 

 

・・・・

 

  

 

 

 

 

 

  

うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!

 

  

 

 

 

 

 

 

 

私は慌ててトイレを出て、寝ている旦那に飛びつき、大声で伝えました。

 

私「妊娠してるっぽい!線出てる!出てるもん!」

 

旦那は直ぐに飛び起き(どうやら起きていた様子)、検査キットを凝視します。

(後になって、生理前に私がトイレに行くときの様子をいつも気にしていたみたいでした)

 

 

 

旦那「陽線・・・だよねこれ」

 

私「わからない!でも薄いけど、こんなのいままで出たことなかった!多分妊娠してるよ!」

 

旦那「・・・良かった・・・良かった・・・おめでとう。」

 

 

 

 

 

嬉しい・・・。

 

 

 

 

嬉しい嬉しい嬉しい!

 

 

 

 

 

 

 

嬉しい嬉しい嬉しい!嬉しい嬉しい嬉しい!嬉しい嬉しい嬉しい!嬉しい嬉しい嬉しい!嬉しい嬉しい嬉しい!嬉しい嬉しい嬉しい!嬉しい嬉しい嬉しい!嬉しい嬉しい嬉しい!嬉しい嬉しい嬉しい!

  

 

 

 

 

こんなに幸せなことがあって良いのだろうか。

わたし多分、今時点で世界で一番幸せな自信がある。

 

 

 

明日仕事の旦那と夜中の4時まで、(おしっこの掛かった)妊娠検査薬の陽線をずっと眺めて

 

私「また濃くなってきてない?なってるよほら!ほら!ほら!」

 

と盛り上がりました。

 

 

ーーーその後は結局私も旦那も眠れませんでした。

 

寝なければいけないと分かっているのに、お腹の中にいる新しい生命を感じようと意識を集中しようとしたり、身体が熱く、どことなくぼーっとしているような感覚を楽しんでいると、眠気は全く襲ってきませんでした。

時折、旦那も眠れなさそうにしている私を察してか、背中を擦ってくれていました。

 

 


夜が明けて

 

旦那は会社を休み

 

再び熊先生に会いに行きました

 

 

待合室で数時間待って、診察に呼ばれて

 

 

熊先生が言いました

 

 

熊先生「胎嚢が確認できました。4~5週目くらいですかね。」

 

 

・・・。

言われるまでも無く分かっていたことですが、擬陽性もゼロではありませんでした。

改めてそう告げられました。

 

 

まだ心拍こそ確認できていなかったものの、しっかりと子宮に着床している様子が見えました。

嬉しくてたまらなかったですが、こういう時ってなんて言っていいのか分からず「あぅあぅ」と良く分からない反応をしつつも、かろうじて最後に「ありがとうございます」と言葉を振り絞りました。

 

  

熊先生「2週間後にまた来てください」

 

 

そう言われ、クリニックを後にしました。

 

 

 

駐車場で、改めて旦那と抱き合って喜びました。

 

 

 

幸せの絶頂でした

 

 

 

 

その喜びは、そう長くは続かないことをこの時の私は想像すらしていませんでした

  

 

 

◆続き

不妊治療回顧⑩ 頭はお花畑

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