これまで超常現象という類の話を意外に好んで見る方ではありました。
不思議な経験は何度かあり、別に直接的に何か霊が見えるとかは無いので対して霊感があるわけではないのですが、感覚的には鋭い方なのかもしれません。
霊が見えるのは脳内錯覚、金縛りは脳だけの覚醒、正夢は印象論。確率論者の私としては本来【死んだら無】というべきなのかもしれませんが、私自身の経験などを踏まえると完全に科学でわかっていないことがあるのは間違いなくて、その部分は私の中で上手く共存しています。
この暖かい風は、私の心を落ち着かせてくれる。
間違いなく、そう言えるのでした。
運命の日ーーー
旦那とクリニックに向かいました。
車中、『もしダメだったらどうする?』と再び聞かれることを想定し、再び『その時に考える』という答えを用意していましたが、口を開いた旦那の言葉はそうではありませんでした。
旦那『怖いね・・・結果を聞くのが』
そりゃそうなんですが、なんだか凄く怯えていました。受験生の合格発表ではなく、裁判で量刑の判決待ちのような。
私『そう?多分大丈夫だよ』
旦那を励ましたり、希望を持たせるような言葉を言いたかったという意図はありません。
本当に大丈夫だと思っていたのでしょう、自然と言葉が出ました。
旦那『なぜそう思うの?』
私『んー、なんとなくそういう気がしてる』
旦那『何となくか・・・』
いつもはこういうやり取りの時、私は事実を紡いでロジカルに回答するので旦那はそれを期待していたのでしょう。それがあまりにも感覚的な回答だったので、少し虚をつかれたような顔をして、その後は再び落胆していました。
そしてクリニックに到着しました。
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